東北

山形の神社巡りと温泉宿|羽黒山・熊野大社の一泊コースと4宿

山形で神社巡りを楽しむ一泊旅行。羽黒山の三神合祭殿と南陽の熊野大社の見どころ、各神社を訪ねるモデルコース、湯野浜・鶴岡・赤湯の宿4軒を紹介します。

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羽黒山の三神合祭殿。大きな茅葺き屋根と朱色の社殿
この記事で旅を決める
  1. 山形の神社旅は、庄内と赤湯温泉の一泊から選ぶ
  2. 庄内|羽黒山の三神合祭殿を参拝し、海辺か田園の宿へ
  3. 南陽|熊野大社を訪ね、赤湯温泉に泊まる
  4. 宿別に選ぶ、山形の一泊モデルコース
  5. 鶴岡・赤湯へのアクセスと車の手配

羽黒山の大きな茅葺きの社殿を訪ね、参拝後は庄内の海辺や田園の宿へ。南陽の熊野大社で木彫や大銀杏を眺めたら、赤湯温泉で湯と食事を楽しむ。山形には、神社を目的に出かけ、その土地に泊まる楽しみがあります。

この記事では庄内と南陽の2エリアに分け、神社の見どころと宿4軒を紹介します。宿ごとの一泊コースもまとめました。

山形の神社旅は、庄内と赤湯温泉の一泊から選ぶ

参拝先 泊まる場所・宿 宿を選ぶ理由 参拝後の移動
羽黒山・三神合祭殿 湯野浜温泉・KAMEYA HOTEL(亀や) 全室オーシャンビュー、源泉掛け流しの温泉、庄内の会席料理 山頂駐車場から車で約40分
羽黒山・三神合祭殿 鶴岡・スイデンテラス 田園の建築、温泉とサウナ、庄内食材の和朝食 山頂駐車場から車で約30分
南陽・熊野大社 赤湯温泉・御殿守 大石くりぬき風呂やひば風呂、和室、山形の会席料理 神社から車で約10分
南陽・熊野大社 赤湯温泉・山形座 瀧波 全19室の源泉掛け流し露天風呂、地元の野菜を生かす料理 神社から車で約10分

車の所要時間は、地図検索による目安です。

庄内|羽黒山の三神合祭殿を参拝し、海辺か田園の宿へ

大きな茅葺き屋根を見上げ、三神を祀る社殿へ

羽黒山の山頂に建つ三神合祭殿は、羽黒山・月山・湯殿山の三神を合わせて祀る社殿です。月山と湯殿山は冬の参拝が難しいため、その里宮としての役割も担っています。羽黒山は年間を通して参拝できます。

現在の社殿は1818年の再建です。厚い茅葺きの屋根と朱色の柱が目を引き、近くへ進むと、軒下や柱の上に施された彫刻も見えてきます。まず社殿でお参りし、建物の大きさや細部の造りを眺めながら山頂を歩いてみましょう。

木々に囲まれた山頂には鏡池があり、水辺から社殿を眺める楽しみもあります。参拝と山頂散策を終えたら、午後は山を下り、宿の温泉や夕食をゆっくり楽しむ予定がおすすめです。

羽黒山の三神合祭殿。大きく曲線を描く茅葺き屋根と朱色の社殿
羽黒山山頂の三神合祭殿。茅葺き屋根の大きさと、軒下の彫刻が印象的です。

出羽三山神社 三神合祭殿
山形県鶴岡市羽黒町手向羽黒山(山頂)
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山頂へ車で向かう参拝と、石段を歩く参拝

ここで紹介する一泊コースは、羽黒山有料道路で山頂駐車場へ向かい、そこから歩いて三神合祭殿を参拝する車の旅です。山頂駐車場から亀やへは車で約40分、スイデンテラスへは約30分です。

杉並木を歩きたい人は、麓の随神門から石段参道へ。五重塔までは片道約10〜15分、山頂までは2,446段の石段が続きます。五重塔を訪ねて麓へ戻る散策と、山頂まで歩く参拝では、必要な時間が大きく変わります。

積雪時の石段は除雪されません。冬に山頂を参拝する場合は、冬用タイヤを備えた車で有料道路を利用する計画にし、羽黒町観光協会の積雪情報と道路の営業案内を確認してください。

KAMEYA HOTEL(湯野浜温泉 亀や)

参拝後は日本海を眺めて過ごしたい人におすすめの宿です。山頂駐車場から車で約40分。湯野浜温泉の海辺に建ち、宿の公式サイトによると、64室すべてがオーシャンビューです。部屋に荷物を置いたら、窓の向こうの水平線を眺めてひと息つけます。

温泉は大浴場や露天風呂で源泉掛け流しの湯を楽しめます。客室で温泉に入りたい場合は、リトリートルームやデラックスルームなどの温泉付き客室が候補です。全64室のうち28室が客室内に温泉を備えています。

部屋は40㎡のツインのほか、12畳の和室、最上階のHOURAIなどから選べます。ベッドで休むか、畳でくつろぐかを選べるのも、この宿の良さです。

夕食は、庄内の季節の食材を使う会席料理です。標準の「庄内旅会席」、別館のダイニングで味わう「龍宮殿会席」、HOURAI宿泊者のための客室での会席があり、客室・プランによって食べる内容と会場が変わります。朝食は庄内米のつや姫と、ご飯に合うおかずが中心です。

通常のチェックインは15時、チェックアウトは12時です。翌朝は温泉と朝食を楽しみ、出発まで海の見える部屋でゆっくり過ごせます。駅や空港からの宿送迎はありません。

SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE(スイデンテラス)

建築や読書も旅の楽しみにしたい人には、鶴岡のスイデンテラスが候補です。山頂駐車場から車で約30分。建築家の坂茂が設計した、田んぼに浮かぶような姿のホテルです。木や紙管を使った館内にはライブラリーがあり、気になる本を部屋へ持っていって読めます。

温泉は源泉掛け流しです。露天風呂やサウナを備えた湯処があり、朝5時30分に男女が入れ替わります。夕方と翌朝で違う浴場を楽しめるので、参拝を終えたら早めにチェックインするのもよいですね。

客室はダブルやツインのほか、メゾネットやファミリールームも選べます。田園の眺めを重視するなら、22㎡の「ダブルルーム田園ビューテラス付き」や、29㎡の田園ビューのハリウッドツインが候補です。

食事はレストラン「MOON TERRASSE」でいただけます。夕食は庄内の米や旬の魚介を生かしたコース料理、朝食は地元の食材を中心にした和食ブッフェを楽しめます。夕食付きプランを選ぶか、館内レストランを別に予約して泊まる形です。2026年11月28日はMOON TERRASSEのディナーが休業予定です。

チェックインは15時30分、チェックアウトは10時です。翌朝は温泉と朝食のあと、ライブラリーで本を眺めてから出発できます。宿の送迎はなく、庄内空港連絡バスを使う場合は「サイエンスパーク」で下車します。

南陽|熊野大社を訪ね、赤湯温泉に泊まる

茅葺きの拝殿と木彫、大銀杏を見て歩く

南陽市宮内の熊野大社は、伊弉諾尊と伊弉冉尊を祀り、縁結びの神社として親しまれています。公式の由緒では806年に再建されたと伝えられ、地元では「おくまんさま」と呼ばれています。

参道の石段を上ると、茅葺きの拝殿が見えてきます。屋根の曲線を見上げ、正面の木彫にも目を向けながらお参りしましょう。本殿裏に隠し彫りされた「三羽のうさぎ」の伝説でも知られる神社です。

境内には十二支の守り神を祀る末社もあり、自分の干支の社を訪ねる楽しみがあります。参道の大銀杏は、春夏の緑も秋の黄葉も見どころです。社殿と木々を見て歩いたあとは、車で赤湯温泉へ向かいます。

南陽市の熊野大社の茅葺きの拝殿。正面に彫刻と注連縄が見える
南陽の熊野大社の拝殿。大きな茅葺き屋根の下に、木彫が並びます。

熊野大社
山形県南陽市宮内3707-1
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参拝後は車で約10分、赤湯温泉へ

熊野大社には参拝者用の駐車場があります。御殿守、山形座 瀧波までは、どちらも車で約10分です。午後に参拝してから宿へ向かうと、夕食までに温泉や部屋で過ごす時間を取れます。

列車で訪れる場合は、山形新幹線の赤湯駅から山形鉄道フラワー長井線へ乗り換え、宮内駅が参拝の入口になります。駅から神社までは徒歩で向かい、参拝後はタクシーで赤湯温泉の宿へ移動する方法があります。

上杉の御湯 御殿守

いくつもの湯処を楽しみ、和室でゆっくり過ごしたい人におすすめの宿です。熊野大社から車で約10分。上杉家の別荘だった赤湯御殿の歴史を受け継ぐ旅館です。

宿の公式サイトによると、温泉には、大きな石をくりぬいた「龍神の湯」や源泉枡風呂を備える東湯、青森ひば丸太風呂や源泉樽風呂のある西湯があります。男女入れ替え制なので、夕方と翌朝で違うお風呂を楽しめます。貸切風呂「御殿の湯」は有料・予約制です。

夕食は山形の食材を使った会席料理です。山形牛を味わうプランや米沢牛を用いるプランがあり、食べたい料理から選べます。朝食では、上杉鷹山の時代に飢饉に備えてまとめられた食の知恵「かてもの」にちなんだ一品も味わえます。

客室は8〜10畳の和室や、ベッドを備えた「笹舟」などがあります。畳で過ごしたい家族旅行にも、ベッドで休みたい二人旅にも候補があります。チェックインは15時、チェックアウトは10時です。

JR赤湯駅からは予約制の無料送迎があります。列車で宿へ直接向かう場合は、到着する列車に合わせて予約しておけます。

山形座 瀧波

部屋の露天風呂と食事をじっくり楽しみたい人には、山形座 瀧波がおすすめです。熊野大社から車で約10分。宿の公式サイトによると、全19室に源泉掛け流しの露天風呂があり、湯は源泉から各客室へ直接届けられます。

客室は、蔵を改装した「KURA」、桜などの景色を望む「SAKURA」、山形の家具や作品を配した「YAMAGATA」の3タイプです。全室ツインで、蔵の梁や家具の意匠など、部屋ごとの違いも楽しめます。館内には男女別の大浴場もあります。

レストラン「ukitomam」では、置賜の有機野菜や伝統野菜、米などを生かした料理を味わえます。夕食も旅の目的にしたい、大人同士の一泊に向く宿です。夕食会場が館外の店になる日程限定プランもあるので、ukitomamで食べたい場合は、館内夕食のプランを選んでください。

チェックインは15時、チェックアウトは11時です。朝食を取ったあとも部屋の露天風呂でくつろぎ、帰路につけます。10歳未満の子どもの宿泊は、宿への事前問い合わせが必要です。

赤湯駅からの無料送迎は予約制で、駅発14時30分・15時30分、翌朝の宿発10時・10時50分です。列車で宿へ直接向かう場合に利用できます。

宿別に選ぶ、山形の一泊モデルコース

羽黒山を参拝し、亀やの海を望む部屋へ

車・境内は徒歩

1日目

  1. 鶴岡市街を出発↓ 車・羽黒山有料道路
  2. 羽黒山山頂駐車場↓ 徒歩
  3. 三神合祭殿〈参拝、社殿と鏡池を見て歩く〉↓ 駐車場へ戻り、車約40分
  4. 亀や〈15時以降にチェックイン〉↓ 館内
  5. 温泉、予約した会席料理、海を望む客室で宿泊

2日目

  1. 朝風呂とつや姫の朝食↓ 館内
  2. 客室で海を眺め、12時までにチェックアウト↓ 車
  3. 鶴岡市街・庄内空港方面へ

羽黒山の参拝後、スイデンテラスで温泉と読書

車・境内は徒歩

1日目

  1. 鶴岡市街を出発↓ 車・羽黒山有料道路
  2. 羽黒山山頂駐車場↓ 徒歩
  3. 三神合祭殿〈参拝、茅葺きの社殿を眺める〉↓ 駐車場へ戻り、車約30分
  4. スイデンテラス〈15時30分以降にチェックイン〉↓ 館内
  5. 温泉とサウナ、予約した館内夕食、読書と宿泊

2日目

  1. 朝の温泉と庄内の和朝食↓ 館内
  2. ライブラリーで本を眺め、10時までにチェックアウト↓ 車
  3. 鶴岡市街・庄内空港方面へ

熊野大社を訪ね、御殿守で湯めぐり

車・境内は徒歩

1日目

  1. 南陽市街から熊野大社の参拝者駐車場へ↓ 徒歩
  2. 熊野大社〈拝殿で参拝、木彫や大銀杏を眺める〉↓ 駐車場へ戻り、車約10分
  3. 御殿守〈15時以降にチェックイン〉↓ 館内
  4. 大石くりぬき風呂などの温泉、会席料理、宿泊

2日目

  1. 入れ替わった湯処で朝風呂、朝食↓ 館内
  2. 10時までにチェックアウト↓ 車
  3. 赤湯駅・南陽高畠IC方面へ

熊野大社の参拝と、瀧波の部屋湯・料理を楽しむ

車・境内は徒歩

1日目

  1. 南陽市街から熊野大社の参拝者駐車場へ↓ 徒歩
  2. 熊野大社〈参拝、干支の社を見て歩く〉↓ 駐車場へ戻り、車約10分
  3. 瀧波〈15時以降にチェックイン〉↓ 館内
  4. 客室の露天風呂、ukitomamでの夕食、宿泊

2日目

  1. 朝食、部屋の露天風呂でくつろぐ↓ 館内
  2. 11時までにチェックアウト↓ 車
  3. 赤湯駅・南陽高畠IC方面へ

鶴岡・赤湯へのアクセスと車の手配

行き先 東京方面から列車で向かう経路 車で参拝する入口
羽黒山と庄内の宿 上越新幹線で新潟駅へ。特急いなほに乗り換えて鶴岡駅へ 鶴岡市街から羽黒山有料道路で山頂へ
熊野大社と赤湯温泉 山形新幹線つばさで赤湯駅へ。熊野大社へはフラワー長井線で宮内駅へ 南陽市街から熊野大社の参拝者駐車場へ

飛行機で庄内を訪れる場合は、庄内空港が入口です。羽黒山の参拝と湯野浜・鶴岡の宿を車で結ぶなら、空港や鶴岡駅周辺で借りられるレンタカーも便利です。

列車と徒歩を中心に組める旅とも比べたい人には、車なしで行く神社と温泉宿も参考になります。

確認日:2026年10月31日。

参考資料
写真の出典・ライセンス
  • 三神合祭殿(アイキャッチ・本文):Crown of Lenten rose。EXIFの撮影日時は2006年10月15日、原典公開日は2010年4月7日。原典/CC BY 3.0を選択。縮小・WebP化、アイキャッチはトリミング。
  • 熊野大社の拝殿:佐藤直記、2023年7月撮影。YAMAGATA IMAGES 原典・利用条件。商用利用可能なウォーターマーク付き表示写真を使用。寸法を維持してWebP化し、ウォーターマークは保持しています。
  • 宿画像4点はYahoo!トラベルの正式画像広告です。

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