知床横断道路1泊2日|ウトロ泊と羅臼泊の選び方
知床横断道路の一泊二日を、ウトロと羅臼の翌朝の観光、温泉・食事、帰る空港で比較。4軒の宿、二つの行程例、通行止め時の迂回と秋の道路確認まで紹介します。
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翌朝に知床五湖を歩き、女満別空港や網走へ向かうならウトロ泊。羅臼の海と海の幸を楽しみ、中標津・根室・釧路側へ進むなら羅臼泊なら、翌朝の行き先へ峠を越え直さずに向かえます。
知床峠で羅臼岳を見上げたあと、オホーツク海の見えるホテルで過ごすか、根室海峡側へ下って温泉に入るか。知床横断道路の一泊二日は、峠を越えた先でしたいことが、宿を選ぶ手がかりになります。朝の湖と森、海を眺める展望台、夕食の魚介料理。今回いちばん楽しみなのは、どれでしょう?
以下の1泊2日は、知床横断道路を通れる日の行程例です。閉鎖中はウトロ・羅臼のどちらか片側で楽しむか、根北峠経由の迂回を含めた日程への組み直しが必要です。知床五湖の利用期間・手続きは、道路の通行とは別に確認します。
ウトロと羅臼を、翌朝の過ごし方から比べる
ウトロ泊
翌朝の楽しみ:知床五湖の散策、知床自然センター、オホーツク海沿いのドライブ
峠を越える方向:羅臼からウトロへ向かう日に泊まりやすい
次の行き先:斜里、網走、女満別空港
宿で楽しむなら:北こぶし知床 ホテル&リゾートの紹介・予約先。海を望む大浴場とサウナ、季節の料理を楽しみたい人に
羅臼泊
翌朝の楽しみ:根室海峡の眺め、羅臼国後展望塔、道の駅周辺で海の幸
峠を越える方向:ウトロから羅臼へ向かう日に泊まりやすい
次の行き先:標津、中標津空港、根室、釧路
宿で楽しむなら:羅臼第一ホテルの紹介・予約先。羅臼側へ下り、温泉でゆっくり過ごしたい人に
ウトロでは、露天風呂とバイキングを楽しむホテル知床、全10室の宿で手料理を味わう知床の宿 民宿いしやまも紹介します。4軒の宿と予約先をまとめて見るから、過ごし方に合う一軒を探せます。
女満別空港を往復で使うなら、ウトロを拠点にして知床峠を往復する組み方もできます。峠を一度だけ越えて旅を続けたいときは、女満別空港と中標津空港を組み合わせると、来た道を戻る移動を減らせます。レンタカーは、予約前に、空港間の乗り捨てに対応する営業所と料金を確かめてください。
知床横断道路は、通れる時間を確かめてから
知床横断道路は、国道334号のうち羅臼町市街から斜里町字岩尾別までの約27.3kmです。標高738mの知床峠を越え、ウトロ側と羅臼側を結びます。森の中を上がる道と、峠から見上げる羅臼岳。晴れた日には根室海峡の先に国後島も望める、知床らしいドライブコースです!

羅臼町の通行規制案内では、2026年秋から次の規制が予定されています。規制対象の約23.8kmと、ここで紹介する道路約27.3kmは範囲が異なります。
| 期間 | 通行規制の予定 |
|---|---|
| 2026年10月23日〜11月3日 | 毎日16時〜翌9時は夜間通行止め |
| 2026年11月4日16時〜2027年4月下旬 | 冬季の終日通行止め |
路面や天候によって、規制時間の変更や終日の通行止めになる場合があります。予約前には北海道開発局の道路案内、出発当日には道路情報提供システムで利用日の条件を確認してください(10月22日確認)。
峠は市街地より気温が低く、羅臼側には急な下りやカーブが続きます。車は視界と路面に合わせて速度を落とし、バイクは防寒着と雨具を用意。給油や飲み物の補充をウトロ・羅臼の市街地で済ませれば、峠では景色に集中できます。
ウトロ泊の一泊二日:峠越えの翌朝に、知床五湖へ
1日目:中標津側から羅臼へ入り、知床峠を越えてウトロ泊
中標津空港で車を借りたら、標津を経て羅臼へ。羅臼町の公式案内では、空港から羅臼まで車で約1時間15分が目安です。町に着いたら、道の駅周辺で食事をしてから峠へ向かうと、昼食場所を探しながら走らずに済みます。
海の幸を楽しむなら、道の駅に隣接する「羅臼の海味 知床食堂」の海鮮丼などが候補。お腹を満たしたら、知床横断道路を上がり、知床峠の駐車場で羅臼岳を眺めましょう。峠では停車・展望に20〜30分ほど取る行程にすると、走り抜けるだけでは見えない山の大きさを楽しめます。
午後はウトロ側へ下り、宿へ。温泉と夕食を楽しみたいなら、追加の観光より先に宿の到着時刻を決めておきます。例えばホテル知床の公式サイトによると、夕食付きプランは18時までの到着が必要です。空港での出発が遅くなった日は、食事や立ち寄りを短くし、峠の規制時間と照らして行程を選んでください。
2日目:知床五湖を歩き、海沿いを斜里・女満別方面へ
朝食後は知床五湖へ。気軽に景色を楽しむなら、高架木道で一湖の湖畔展望台へ向かうコースが候補です。公式の目安は往復約1.6km・約40分。木道の先に湖と知床連山が広がり、前日に峠から見た山々を、今度は湖越しに眺められます。
森の中を歩く地上遊歩道は、利用時期に応じた手続きやレクチャーが必要です。ヒグマの出没で閉鎖されることもあるため、知床五湖の公式案内で当日の利用方法を確かめてから向かってください。高架木道と地上遊歩道では、歩く時間も準備も変わります。
帰路では知床自然センターに立ち寄る組み方も。展示で知床の自然を知り、カフェのミルクラテでひと息つけば、歩いたあとの休憩も楽しみになります。

ウトロから斜里へ向かう国道334号沿いには、オシンコシンの滝があります。見学は現地で開放されている駐車場・遊歩道を利用してください。

写真は旧道側から見下ろした景観の記録です。現在の見学経路は現地の案内に従ってください。
女満別空港へ帰る日は、レンタカー営業所への到着時刻から逆算します。知床五湖のあとに昼食まで楽しみたいなら、帰りの便を午後遅めにすると、昼食を済ませてから出発できます。早い便の場合は、朝の散策を短くして空港へ向かう流れに変えます。
羅臼泊の一泊二日:ウトロから峠を越え、海の町へ
1日目:女満別空港から海沿いを走り、羅臼温泉へ
女満別空港で車を借り、斜里を経てウトロへ向かいます。道中でオシンコシンの滝を見学し、ウトロで昼食を取ってから知床峠へ。空港の到着が午前中なら取り入れやすい行程で、午後遅い到着なら寄り道を減らすか、ウトロ泊にする案も比較してください。
峠で羅臼岳を眺めたら、根室海峡側へ下ります。山の景色から、漁港のある町へ。二つの海を結ぶドライブのあとに温泉が待っているのが、羅臼泊の楽しみです!
羅臼第一ホテルに泊まるなら、町で買い物や食事を済ませる時刻と、ホテルで予約した食事の時刻が、行程を決める基準になります。夕食付きで宿に落ち着く夜も、町で海の幸を食べてから温泉に入る夜も選べます。
2日目:海を望む展望台と昼食、その先は中標津・釧路へ
朝食後は、町の高台にある羅臼国後展望塔へ。天気がよければ根室海峡の向こうの国後島と、眼下の羅臼の町を眺められます。展望塔への道は狭く急な坂があるため、対向車に注意しながら、ゆっくり上がってください。
その後は道の駅周辺で昆布や海産物のお土産を探し、時間が合えば海鮮の昼食を。知床の自然について詳しく知りたい日は、知床羅臼ビジターセンターも候補です。午前の観光を終えたら、国道335号で標津側へ向かいます。
中標津空港へは、羅臼から約1時間15分。釧路空港へは約3時間10分の車移動が目安です。釧路へ帰る日は移動の比重が大きくなるので、昼食を羅臼で取るか、途中へ回すかを先に決めると、空港への出発時刻も決まります。
羅臼湖を歩くなら、半日のトレッキングとして
羅臼湖は、海沿いの展望台とは別に時間と装備を準備して訪れたい場所です。環境省の案内では歩道入口から湖まで往復約3時間。入口に駐車場がなく、知床峠から歩いて往復すると約5時間が目安になります。
羅臼湖を旅の主役にするなら、翌朝はそのための時間を取り、帰りの便や長距離移動までの間に歩き終えられる日程が必要です。長靴、防寒・雨具、ヒグマ対策を用意し、ガイドツアーも含めて計画します。羅臼湖の公式案内から、入口までの移動方法も確認できます。
温泉、食事、宿の大きさから選ぶ4軒
ウトロでは海を眺めるリゾート、高台の温泉ホテル、小さな民宿から。羅臼では、峠のふもとの温泉宿へ。翌朝の行き先に合う側を選んだら、夜に何を楽しみたいかで比べてみましょう。
北こぶし知床 ホテル&リゾート
海を眺める温泉とサウナ、食事まで宿で楽しみたい人に。 最上階の展望大浴場「大海原」から、オホーツク海を望むウトロのホテルです。流氷をイメージした「KAKUUNA」と、木の洞窟をイメージした「UNEUNA」の二つのサウナがあり、山道を走ったあとも知床らしい景色に包まれて過ごせます。
食事の「the LIFE TABLE」は、カウンターのシェフに直接注文するスタイルのブッフェです。季節の料理を少しずつ選ぶ楽しみも、ここに泊まる理由になります。朝は宿で食事をしてから知床五湖へ向かい、その後は斜里方面へ。温泉と夕食をじっくり楽しみたい一泊におすすめです。
ホテル知床
高台の露天風呂と北海道の味覚を楽しみたい人、二輪の駐車条件を確かめて選びたい人に。 ウトロの高台に立ち、露天風呂から海、知床の山並み、原生林を望めます。夕食はオープンキッチンの料理や刺身、季節の野菜などを楽しむバイキングです。温泉でひと息ついたあとに好きな料理を選ぶ夜はいかがでしょう?
バイクは車と同じ屋外駐車場を無料で利用でき、先着順・予約不要です。屋根付きや屋内の駐輪設備はなく、路面はアスファルトと砂利です。到着時に停める場所を確かめ、雨には持参したカバーなどで備えてください。
ホテル自体が例年4月下旬〜10月下旬の季節営業です。秋遅い日程は、宿泊プランの販売期間も確認して選んでください。
知床の宿 民宿いしやま
小さな宿で、地元の魚介を使った手料理を楽しみたい人に。 ウトロ西の海岸にある全10室の民宿です。宿の公式サイトによると、夕食は知床の魚介や野菜を使った品数豊富な手料理、朝食は和定食です。小鉢を一つずつ味わい、宿での食事をゆっくり楽しみたい旅に合います。
客室は和室に加え、シングルルームもあります。一人旅や少人数のツーリングで、食事を楽しめる宿を探すときにも候補です。車用の無料駐車場は20台。バイクで泊まる場合は、駐車場所や希望する置き方を、予約時に宿へ相談できます。
翌朝は知床五湖を巡るほか、空港へ早めに向かう日にも。食事付きなら、案内されているチェックイン時間15〜18時に合わせて峠越えと到着を考えます。
羅臼第一ホテル
羅臼側の温泉宿でくつろぎ、翌朝は海を眺めてから標津・中標津へ進みたい人に。 「陶灯りの宿らうす第一ホテル」という名で営業する、湯ノ沢町の温泉宿です。露天風呂でくつろぎ、山のふもとで一晩過ごせます。車で町の食事処や展望台へ出かける旅の拠点にもなります。
宿の公式サイトによると、全室にバス・トイレと冷暖房を備え、宿の食事は予約制です。夕食付きにするか、町で食べるかで宿泊プランも変わります。2026年11月は厨房工事のため食事提供を休止する案内が出ているので、この期間は外での食事を計画してください。
翌日は知床峠を越え直さず、海沿いの国道335号から標津側へ出られます。中標津空港へ帰る日や、根室・釧路へ旅を続ける日の宿泊先に便利です。
峠が通れないときは、迂回時間と予約した宿を確認
知床横断道路が通行止めでも、ウトロと羅臼が行き来できなくなるとは限りません。斜里・根北峠・標津を回る迂回路があります。ただし、羅臼町の公式目安ではウトロ〜羅臼は根北峠経由で約129.8km・約2時間20分。短い迂回ではないため、食事や休憩、宿の到着締切も含めて考える必要があります。
予約済みの宿が反対側なら、まず宿へ連絡し、迂回路を通れるか、到着が何時になるかを確かめてください。走れる時間や天気に無理があれば、宿泊地や観光を変更する案を相談します。道路が閉じたことだけで、宿の取消料が免除されるとは限りません。
ウトロ側で過ごすなら知床自然センターや海沿いの観光、羅臼側ならビジターセンター、道の駅、温泉へ。峠越えにこだわらず、滞在している側で楽しむ一日にもできます。
車もバイクも、野生動物を追いかけない
知床ではヒグマやエゾシカが道路に出ることがあります。撮影や観察のために近づいたり、餌を与えたりしないでください。ヒグマを見つけても車から降りず、観察目的の停車は避けます。動物が進路をふさいだ場合は近づかず、現地係員がいるときはその指示に従ってください。

バイクでも、道路脇の動物を見ようと停車したり、近くを通り抜けようと距離を詰めたりしないことが大切です。散策に出る前は、知床自然センターや羅臼ビジターセンターで当日の情報を確かめてから出かけてください。食べ物は遊歩道で広げず、食事のできる施設で楽しみます。
空港へ戻る時間まで決めて、宿を予約する
帰る空港と宿泊地を合わせると、二日目の見通しがよくなります。公式案内にある車でのアクセス目安は次のとおりです。
| 組み合わせ | 車移動の目安 | 一泊二日の考え方 |
|---|---|---|
| ウトロ西・民宿いしやま〜女満別空港 | 約1時間30分 | ウトロ側の観光後、斜里方面へ戻る旅に。ほかの宿からは所在地に応じて調整 |
| 羅臼〜中標津空港 | 約72.9km・1時間15分 | 海の景色と食事を楽しんで、標津経由で空港へ |
| 羅臼〜釧路空港 | 約182.6km・3時間10分 | 運転時間が長いため、観光を終える時刻を先に決める |
目安には、観光や食事のほか、給油からレンタカーの返却を経て送迎で空港へ向かい、搭乗手続きをする時間を含めていません。早い便では観光を前日に回し、遅い便なら午前の散策を入れるなど、便の時刻に合わせて、現地で使える時間を調整できます。
空港で借りる車の手配は飛行機+レンタカーの予約順、峠の走り方や立ち寄りは知床横断道路の詳細ガイドも参考にしてください。
湖と森のウトロか、海を楽しむ羅臼か
ウトロに泊まって、翌朝の知床五湖へ。羅臼に泊まって、温泉のあとに海の町を巡る旅へ。どちらも、峠から見た知床の景色を、一泊してもう少し深く楽しむ選択です。
泊まりたい宿が先に見つかったら、そこを中心に走る方向を決めてもよいでしょう。道路の通行条件と帰る空港を確かめたら、あとは朝の景色と夕食を楽しみに出発です!
写真クレジット
- 旧道側から望むオシンコシンの滝:221.20 / パブリックドメイン(著作権者による公開)。2009年10月20日撮影。縮小・WebP化。
- 知床自然センター:Tzu-hsun, Hsu / CC BY-SA 4.0。2011年7月31日撮影。縮小・WebP化。加工画像も同ライセンスで提供。
- 知床峠から望む羅臼岳:Captain76 / CC BY-SA 3.0。2009年8月8日撮影。縮小・WebP化。加工画像も同ライセンスで提供。
各加工画像は元画像の利用条件に従って提供します。
参考資料・出典
道路・施設・宿泊情報は2026年10月6日確認。通行規制や営業状況、宿泊条件は利用前に各公式案内で確認してください。
- 北海道開発局|国道334号知床横断道路の状況(確認日:2026年10月6日)
- 北海道開発局|知床横断道路(確認日:2026年10月6日)
- 環境省|知床国立公園を訪れるみなさまへ(確認日:2026年10月6日)
- 北こぶし知床 ホテル&リゾート|公式(確認日:2026年10月6日)
- ホテル知床|公式(確認日:2026年10月6日)
- 知床の宿 民宿いしやま|公式(確認日:2026年10月6日)
- 羅臼第一ホテル|公式(確認日:2026年10月22日)
- 北海道開発局|網走側・知床横断道路の状況(確認日:2026年10月6日)
- 羅臼町|アクセス・各地までの距離と時間(確認日:2026年10月6日)
- 知床五湖|FAQ・コースと所要時間(確認日:2026年10月6日)
- 環境省|羅臼湖Q&A(確認日:2026年10月6日)
- 知床自然センター|公式(確認日:2026年10月6日)
- 北こぶし知床|温泉・サウナ(確認日:2026年10月6日)
- 北こぶし知床|食事(確認日:2026年10月6日)
- ホテル知床|ご宿泊のお客様へ・二輪駐車条件(確認日:2026年10月6日)
- ホテル知床|温泉(確認日:2026年10月6日)
- ホテル知床|料理(確認日:2026年10月6日)
- 民宿いしやま|料理(確認日:2026年10月6日)
- 知床羅臼町観光協会|陶灯りの宿らうす第一ホテル(確認日:2026年10月6日)
- 羅臼町|羅臼国後展望塔(確認日:2026年10月6日)
- 知床羅臼町観光協会|食事をする(確認日:2026年10月6日)
- 羅臼町|2026年秋の夜間規制・冬季閉鎖(確認日:2026年10月22日)