和歌山の神社巡りと温泉宿|熊野本宮・那智を訪ねる一泊旅行
和歌山で神社巡りを楽しむ一泊旅行。本宮と那智勝浦の2エリアに分け、熊野本宮大社・熊野那智大社・飛瀧神社の見どころ、宿ごとのモデルコース、温泉宿4軒の料理・客室・お風呂を紹介します。
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熊野本宮大社では、幟が並ぶ石段を上り、木々に囲まれた社殿へお参りできます。参拝後は、湯の峰温泉や川湯温泉へ。木造の旅館で温泉料理を味わったり、川辺の露天風呂でくつろいだりして泊まれます。
熊野那智大社を訪ねるなら、別宮の飛瀧神社にも足を運びたいところです。高さ133mの那智御瀧を拝み、夕方は勝浦温泉へ。洞窟風呂がある大きなホテルと、船で渡る島の宿を紹介します。
本宮と那智勝浦の2エリアに分け、参拝と宿泊を楽しむコースをまとめました。
参拝先と泊まる宿を選ぶ
| 参拝先 | 宿・温泉地 | 泊まって楽しみたいこと | 参拝後の移動 |
|---|---|---|---|
| 熊野本宮大社 | 旅館あづまや・湯の峰温泉 | 槙風呂や蒸し風呂、温泉を使ったしゃぶしゃぶと朝粥 | 本宮大社前から路線バス。湯の峰温泉バス停のすぐそば |
| 熊野本宮大社 | 山水館 川湯みどりや・川湯温泉 | 大塔川沿いの露天風呂、会席とハーフバイキング | 神社から車で約10分 |
| 熊野那智大社・飛瀧神社 | ホテル浦島・勝浦温泉 | 洞窟風呂の湯巡り、生まぐろを楽しむ夕食 | 路線バスで紀伊勝浦駅へ戻り、桟橋から送迎船 |
| 熊野那智大社・飛瀧神社 | 熊野別邸 中の島・勝浦温泉 | 海を望む露天風呂、季節の会席、島内の散策 | 路線バスで紀伊勝浦駅へ戻り、専用船で約5分 |
宿ごとの一泊二日モデルコース
本宮を参拝し、あづまやで温泉料理を味わう
路線バス・徒歩
1日目
- 紀伊田辺駅または新宮駅↓ 本宮大社前まで路線バス・下車後徒歩
- 熊野本宮大社〈参拝〉↓ 徒歩 約10分
- 大斎原を散策↓ 徒歩で本宮大社前へ戻り、路線バス
- 湯の峰温泉・あづまや〈入浴・温泉料理・泊〉
2日目
- 朝の入浴・温泉粥の朝食
- 湯の峰温泉街を散策↓ 路線バス
- 紀伊田辺駅または新宮駅
本宮を訪ね、みどりやの川辺の温泉へ
車・徒歩
1日目
- 熊野本宮大社〈参拝〉↓ 徒歩 約10分
- 大斎原を散策↓ 徒歩で本宮大社側へ戻る
- 熊野本宮大社↓ 車 約10分
- 川湯みどりや〈川辺の露天風呂・夕食・泊〉
2日目
- 朝の入浴・朝食
- 川の景色を楽しみ、チェックアウト↓ 車
- 帰路へ
那智の社と御瀧を訪ね、浦島の洞窟風呂へ
路線バス・徒歩・送迎船
1日目
- 紀伊勝浦駅↓ 那智山行きバス 約30分
- 那智山〈那智大社・青岸渡寺を訪ねる〉↓ 徒歩・石段を下る
- 飛瀧神社〈那智御瀧を参拝〉↓ 那智の滝前から路線バス
- 紀伊勝浦駅↓ 桟橋へ徒歩 約6分・送迎船
- ホテル浦島〈洞窟風呂・夕食・泊〉
2日目
- 朝の湯巡り・朝食
- チェックアウト↓ 送迎船・桟橋から徒歩
- 紀伊勝浦駅
那智参拝後、中の島で海辺の温泉を楽しむ
路線バス・徒歩・専用船
1日目
- 紀伊勝浦駅↓ 那智山行きバス 約30分
- 那智山〈那智大社・青岸渡寺を訪ねる〉↓ 徒歩・石段を下る
- 飛瀧神社〈那智御瀧を参拝〉↓ 那智の滝前から路線バス
- 紀伊勝浦駅↓ 待合処へ徒歩 約6分・専用船 約5分
- 中の島〈海辺の露天風呂・会席・泊〉
2日目
- 朝食・島内の遊歩道を散策
- チェックアウト↓ 専用船 約5分・徒歩
- 紀伊勝浦駅
本宮|熊野本宮大社を訪ね、湯の峰・川湯の温泉へ
熊野本宮大社|杉木立の参道を上り、旧社地の大斎原も歩く

熊野本宮大社は、熊野三山の一つです。主祭神の家津美御子大神を祀り、熊野詣の目的地として信仰を集めてきた神社です。一の鳥居から続く158段の石段には、杉木立と幟が並びます。鳥居の前から社殿へ向かう参道も、訪れる楽しみの一つです。
参道の途中では、まず祓戸大神へ。身を清めてから神門の先へ進み、社殿を参拝します。境内の案内に沿ってお参りしたあとは、石段を下り、旧社地の大斎原へ歩いてみましょう。
大斎原は、1889年の水害前に社殿があった場所です。現在の境内から徒歩約10分。熊野川のそばに立つ大鳥居と、旧社地の杜を訪ねられます。社殿への参拝だけで帰るより、熊野の川と信仰の関係を感じられる散策になります。
熊野本宮大社|所在地:和歌山県田辺市本宮町本宮1110 Google マップで開く
旅館あづまや
旅館あづまやは、湯の峰温泉にある江戸時代創業の宿です。熊野本宮大社を参拝したあとは、本宮大社前から路線バスで湯の峰温泉へ。宿はバス停のすぐそばにあり、到着後は木造の館内でゆっくり過ごせます。
楽しみは、趣の違う湯処です。槙を使った大浴場や露天風呂で温まり、温泉の蒸気を使う蒸し風呂も楽しめます。加水せずに源泉を冷ました「さまし湯」もあります。家族風呂もあるので、宿での入浴時間を多めに取りたい人に向いています。
夕食付きプランでは、温泉を使った料理を味わえます。代表的な一品は、美熊野牛の温泉しゃぶしゃぶです。朝食の温泉粥や温泉湯豆腐も、この宿に泊まる楽しみです。翌朝もお風呂に入り、温泉粥の朝食を味わってから出発できます。
客室は6畳、8畳、二間の和室などがあります。内風呂や露天風呂が付く部屋もあり、畳でくつろぐ老舗旅館の滞在を楽しめます。建物は斜面に沿っており、館内の移動は階段です。
山水館 川湯みどりや
川湯みどりやは、大塔川に面した温泉宿です。熊野本宮大社から車で約10分。車で参拝し、午後のうちに宿へ入って温泉を楽しみたい人におすすめです。
大浴場に加え、河原には宿泊者専用の露天風呂があります。専用の湯着を着て入る混浴の湯で、川の流れをすぐそばに感じられます。川湯温泉の冬の催し「仙人風呂」とは別の、宿の露天風呂です。
夕食には会席料理3品とハーフバイキングを組み合わせたプランがあります。席に用意される料理を味わいながら、揚げ物や地元の料理などを選んで楽しめます。会席中心のプランもあり、食事の内容から選び分けられます。朝食には温泉卵や温泉粥なども並びます。
客室は和室のほか、20㎡のツインなどがあります。部屋でも温泉を楽しみたいなら、露天風呂付きスイートが候補です。「山翠」は80㎡で、プライベートサウナも備えています。大浴場と川辺の湯巡りを中心にするなら和室やツイン、部屋の設備を重視するならスイートと選べます。
那智勝浦|那智大社と御瀧を参拝し、海辺の温泉へ
熊野那智大社|石段を上り、朱色の社殿と八咫烏を訪ねる

熊野那智大社の主祭神は、熊野夫須美大神です。山の中腹に社殿があり、石段を上った先では、山の緑に映える朱色の建物を見られます。礼殿で参拝したあとは、神々のお使いとされる三本足の八咫烏を祀る御縣彦社も訪ねてみましょう。
境内には、大きな御神木のクスもあります。隣接する青岸渡寺へも徒歩約1分。神社の社殿だけでなく、山の上に広がる寺社の景色も楽しめます。
紀伊勝浦駅から那智山行きの路線バスで約30分。この記事では、那智山バス停側から大社を参拝し、その後に徒歩で飛瀧神社へ下るコースを紹介します。両社の間には石段があります。熊野那智大社の公式サイトによると、反対に飛瀧神社から大社へ上る場合は徒歩約15〜20分が目安です。
熊野那智大社|所在地:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1 Google マップで開く
飛瀧神社|那智御瀧を正面から拝む

飛瀧神社は、熊野那智大社の別宮です。社殿を設けず、高さ133mの那智御瀧そのものを御神体としてお祀りしています。木々に囲まれた参道を進むと、白い水の筋が岩壁を落ちる姿が見えてきます。
より近くで滝を眺めたい人は、社務所横で受け付ける御瀧拝所舞台へ。滝を正面から見上げ、流れ落ちる水を間近に感じられます。山上の那智大社と、滝を拝む飛瀧神社では、訪れて目にする景色が大きく違います。
参拝後は、那智の滝前バス停から紀伊勝浦駅へ戻ります。夕方は勝浦港から船で宿へ。温泉と夕食も楽しめるよう、午後の早い時間までに那智山の参拝を終えるコースです。
飛瀧神社|所在地:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1 Google マップで開く
ホテル浦島
ホテル浦島は、参拝後に温泉の湯巡りを楽しみたい人に向く大きなホテルです。代表的なお風呂は、天然の洞窟を生かした「忘帰洞」。岩に囲まれた湯船から、海の景色や波の音を楽しめます。「玄武洞」などの湯処もあり、宿へ早めに着いて巡りたくなります。
客室は本館のほか、日昇館や山上館、なぎさ館にもあります。宿の公式サイトによると、2026年8月に改装された日昇館には、42㎡のモダン和室などがあります。広さや眺望が異なるので、海を見ながら過ごしたいなら海側の客室を選びます。
夕食も、泊まる館やプランで会場が変わります。日昇館のライブキッチンでは、勝浦の生まぐろの寿司や、シェフが仕上げる料理を楽しめます。なぎさ館には、生まぐろや屋台料理を味わうバイキングがあります。客室だけでなく、食べたい料理と夕食会場も楽しみに、宿泊プランを選べます。
紀伊勝浦駅から観光桟橋までは徒歩約6分。そこから送迎船でホテルへ渡ります。桟橋発の最終便は18時40分で、船の運航がない時間帯はシャトルバスを利用します。車の場合は、天満地区の専用駐車場に止め、送迎でホテルへ向かいます。
碧き島の宿 熊野別邸 中の島
中の島は、勝浦港から専用船で約5分の島にある温泉宿です。那智山を歩いたあとは、海に囲まれた場所で静かに過ごしたい人におすすめです。船に乗って宿へ向かう時間も、ここに泊まる楽しみになります。
露天風呂「紀州潮聞之湯」では、海を眺め、波の音を聞きながら入浴できます。島内には6本の源泉があり、大浴場のほか、予約制の貸切露天風呂もあります。客室でも露天風呂を楽しみたいなら「凪の抄」、館内の湯巡りを中心に泊まるなら「潮聞亭」が候補です。
夕食は、季節の会席を楽しむプランがあります。紀州の生まぐろや近海の魚、肉料理など、熊野の海と山の食材を味わえます。和膳とハーフビュッフェを組み合わせるプランもあるので、料理の形式から選べます。
翌朝は、朝食と温泉に加えて島内を歩くのもおすすめです。山上遊歩道は全長450m。足湯や見晴らし台を訪ね、紀の松島や熊野灘の景色を楽しめます。
宿の公式サイトによると、紀伊勝浦駅から客船待合処までは徒歩約6分です。車で来る場合も、船着き場の宿泊者用駐車場に止めてから専用船に乗ります。
本宮・那智勝浦へのアクセス
| 目的地 | 列車旅の入口 | 駅から参拝先へ |
|---|---|---|
| 熊野本宮大社 | JR紀伊田辺駅、またはJR新宮駅 | 本宮大社前へ向かう路線バス |
| 熊野那智大社・飛瀧神社 | JR紀伊勝浦駅 | 那智山行きの路線バス。大社を先に訪ね、飛瀧神社を参拝して那智の滝前から戻る |
本宮大社前から湯の峰温泉・川湯温泉へは、温泉地を結ぶ路線バスがあります。あづまやに泊まるコースは湯の峰温泉で下車します。路線と便によって通る温泉地が違うため、参拝後に乗る便は現行の本宮周辺バス時刻表で決めておくと、宿でもゆっくり過ごせます。
那智勝浦のコースでは、紀伊勝浦駅を起点に路線バスと徒歩で参拝し、夕方に港へ戻ります。熊野御坊南海バスの那智山線で、那智山へ向かう便と那智の滝前から戻る便を選べます。
もう一日、車で海沿いの景色を楽しむなら、串本・白浜の海岸ドライブも別日の旅行候補です。橋杭岩やすさみの海岸など、熊野の山あいとは違う景色を紹介しています。
情報確認日:2026年10月28日。