山口の神社巡りと温泉宿|防府天満宮と湯田温泉・松陰神社と萩の一泊旅行
山口で神社巡りを楽しむ一泊旅行。防府天満宮を訪ねて湯田温泉に泊まる旅と、松陰神社を訪ねて萩に泊まる旅を紹介します。神社の見どころ、宿別のモデルコース、宿4軒の客室・食事・温泉を比べられます。
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防府天満宮では朱塗りの楼門をくぐり、菅原道真を祀る社殿にお参りできます。参拝のあとは春風楼や茶室へ。車で湯田温泉に移動すれば、庭園のある旅館に泊まり、温泉と山口の料理を楽しめます。
萩を訪ねるなら、松陰神社と境内の松下村塾を歩く旅がおすすめです。神社の近くで湯巡りを楽しめる宿と、日本庭園を眺めて食事を味わう宿を紹介します。防府・湯田と萩の2エリアに分け、宿ごとの一泊二日モデルコースをまとめました。
参拝先と泊まる宿を選ぶ
| 参拝先・泊まる地域 | 宿 | 宿で楽しめること | 神社から宿への移動 |
|---|---|---|---|
| 防府天満宮・湯田温泉 | 松田屋ホテル | 回遊式日本庭園、歴史のある貸切風呂、長州四季料理 | 国道262号などの一般道で車約50分 |
| 防府天満宮・湯田温泉 | 名勝 山水園 | 庭園に面した和室、源泉掛け流し、月替わりの会席 | 国道262号などの一般道で車約50分 |
| 松陰神社・萩 | 萩本陣 | 14種類の湯巡り、萩の市街を望む客室、ふく料理のプラン | 徒歩約10分。宿に荷物を預けて参拝できる |
| 松陰神社・萩 | 萩の宿 常茂恵 | 日本庭園を望む広い客室、萩近海の魚介、部屋での夕食 | 車約5分 |
車の所要時間は地図検索による目安です。
宿ごとの一泊二日モデルコース
松田屋で庭園と歴史のある湯を楽しむ
車・徒歩
1日目
- 防府天満宮〈参拝・春風楼〉↓ 徒歩
- 芳松庵〈抹茶と庭〉↓ 一般道、車 約50分
- 松田屋ホテル〈16時からチェックイン〉↓ 館内で過ごす
- 温泉・長州四季料理・泊
2日目
- 朝風呂・朝食↓ 庭を歩く
- 日本庭園・チェックアウト↓ 車
- 小郡IC方面へ
山水園で庭を眺め、源泉の湯に浸かる
車・徒歩
1日目
- 防府天満宮〈参拝〉↓ 境内を徒歩で散策
- 春風楼・芳松庵↓ 一般道、車 約50分
- 名勝 山水園〈庭園・入浴〉↓ 館内で過ごす
- 月替わりの会席・泊
2日目
- 朝風呂・朝食↓ 庭園散策
- チェックアウト↓ 車
- 山口市街・帰路へ
萩本陣に荷物を預け、松陰神社まで歩く
列車・高速バス・タクシー・徒歩
1日目
- 新山口駅北口〈昼までに出発〉↓ スーパーはぎ号 約70分
- 東萩駅↓ タクシー
- 萩本陣〈荷物を預ける〉↓ 徒歩 約10分
- 松陰神社〈参拝・松下村塾〉↓ 徒歩 約10分
- 萩本陣〈15時30分からチェックイン〉↓ 館内で過ごす
- 温泉・夕食・泊
2日目
- 朝風呂・朝食・チェックアウト↓ 8時〜10時の定時送迎
- 東萩駅↓ スーパーはぎ号
- 新山口駅
常茂恵の部屋食を楽しみ、翌日は萩城下町へ
車・徒歩
1日目
- 萩市内↓ 車
- 松陰神社〈参拝・松下村塾〉↓ 車 約5分
- 萩の宿 常茂恵〈庭を望む客室〉↓ 館内で過ごす
- 温泉・季節の夕食・泊
2日目
- 朝食・チェックアウト↓ 車
- 中央公園駐車場↓ 徒歩
- 萩城下町〈白壁の町並みを散策〉↓ 駐車場へ戻り、車
- 帰路へ
防府・湯田|天満宮を訪ね、庭園のある温泉宿へ
防府天満宮|朱塗りの楼門と春風楼、茶室を巡る
防府天満宮は菅原道真を祀り、904年に創建された神社です。日本で最初に創建された天神さまと称し、学業成就を願う人々に親しまれています。
参道の石段を上がると、朱塗りの大きな楼門が見えてきます。門をくぐって社殿にお参りし、境内の牛の像や建物を見て歩きましょう。梅の名所でもあり、花の時期には参拝とともに梅の景色を楽しめます。

境内の西南側にある春風楼は、1873年に完成した楼閣風の建物です。舞台からは防府の街を見渡せます。社殿の参拝後に立ち寄ると、高台にある神社の立地も感じられます。

散策の途中でひと休みするなら、茶室「芳松庵」へ。庭を眺めながら抹茶と菓子をいただけます。防府天満宮の公式案内によると、茶室の営業時間は9時30分から16時までです。
防府駅の天神口からは徒歩約15分。参拝後に湯田温泉へ車で向かうと、今回の2宿までは一般道で約50分です。午後の参拝と茶室の時間を楽しんでから宿へ入り、夕食前に入浴する一泊が組めます。
防府天満宮|所在地:山口県防府市松崎町14-1 Google マップで開く
松田屋ホテル
防府天満宮を訪ねたあと、歴史のある旅館で庭園や温泉を楽しむなら松田屋ホテルが候補です。湯田温泉の中心部にあり、回遊式の日本庭園には、幕末の志士たちにゆかりのある史跡が残ります。神社巡りのあとも、建物や庭を見て歩く楽しみが続く宿です。
客室は庭園に面した木造2階建ての本館と、新館から選べます。本館は数寄屋風の造り。部屋で庭の景色を眺め、落ち着いて過ごしたい人に向いています。
温泉には岩造りの大浴場や、木の香りを楽しめる湯処があります。貸切風呂の「維新の湯」は、1860年に造られた浴槽を使う歴史のあるお風呂。予約制ではなく、空いているときに無料で利用できます。
夕食は、季節の食材を使う長州四季料理。参拝を終えて温泉に入り、庭を眺めながら夕食を待つ過ごし方が似合います。翌朝も入浴と朝食を楽しみ、庭園を歩いてから出発する一泊におすすめです。
名勝 山水園
温泉と庭園をゆっくり楽しみたいなら、湯田温泉の北側にある名勝 山水園がおすすめです。山裾の広い敷地に、池泉庭園や枯山水、数寄屋造りの客室が点在します。防府天満宮からは一般道で車約50分です。
宿の公式サイトによると、温泉は温度の異なる3本の自家源泉を混ぜて適温にし、加水・加熱をせずに掛け流しています。館内の大浴場のほか、露天風呂のある外湯「翠山の湯」も宿泊者は入浴料無料で楽しめます。
客室は一部屋ごとに造りや庭の眺めが異なります。たとえば「楓の間」は池泉庭園に面し、円形の浴槽を備えた温泉浴室付きです。「布泉の間」は浴室を備えず、大浴場に近い部屋。部屋の温泉を楽しむか、館内の湯処を中心に過ごすかで選び分けられます。
夕食は、地元山口の野菜や魚を使う月替わりの会席料理。温かい料理を食事の進み具合に合わせて出すことを大切にしています。早めに宿へ入れば、庭園を歩き、温泉に浸かってから夕食を迎えられます。夫婦や家族で、宿での時間を大切にしたい一泊に向く宿です。
萩|松陰神社と松下村塾を歩き、温泉と料理を楽しむ
松陰神社|吉田松陰を祀る社殿から、学びの場だった松下村塾へ
萩の松陰神社は、吉田松陰を祀る神社です。境内には、松陰が若者たちを教えた松下村塾の塾舎が残っています。参拝と合わせて、幕末の人々が学んだ場所を訪ねられます。
鳥居から参道を進んで社殿へお参りしたら、境内の松下村塾へ。1842年に松陰の叔父・玉木文之進が開いた私塾で、松陰が主宰したのは1857年からです。木造瓦葺きの小さな建物を間近に眺めると、教科書に出てくる塾の規模が実感できます。


境内の「学びの道」には、松陰の言葉を紹介する句碑も並びます。塾舎を見たあとは、言葉を読みながら境内を歩いてみましょう。
東萩駅から神社までは、タクシーで約5分、徒歩で約20分というのが公式の案内です。参拝後に泊まる萩本陣は神社から徒歩約10分。常茂恵へは車で約5分です。
松陰神社|所在地:山口県萩市椿東1537 Google マップで開く
源泉の宿 萩本陣
松陰神社の近くに泊まり、宿ではいろいろなお風呂に入りたい人には萩本陣がおすすめです。神社まで徒歩約10分。チェックイン前の荷物預かりに対応しているため、列車やバスで来た場合も、先に宿へ寄ってから参拝できます。
温泉は地下約2,000mから湧く自家源泉を使い、14種類の湯処を楽しめます。庭園を囲む露天風呂や、立ったまま入るお風呂などがあり、男女入替で翌朝も違う湯処を巡れます。チェックインは15時30分から。参拝後に戻ったら、夕食まで入浴を楽しむ予定にするとよいでしょう。
客室は和室のほか、ベッドを備える和洋室もあります。7階の2〜4名用和洋室は萩の市街を望む部屋で、広さは約44㎡。眺めとベッドの両方を希望する人の候補になります。
夕食には山口らしいふく料理を楽しめるプランがあります。2026年10月から2027年3月の「やまぶき会席」には、ふく鍋や鯛の荒焚きが入ります。朝はバイキング。家族それぞれの好みで朝食を選べるのも、泊まる楽しみのひとつです。
東萩駅と萩・明倫センターからの無料送迎は15時から18時までで、到着後に宿へ連絡します。昼のうちに着く場合は、タクシーで先に宿へ寄り、荷物を預けてから参拝できます。翌朝は8時から10時まで30分おきに、東萩駅などへ向かう送迎があります。
萩の宿 常茂恵
広い部屋で庭を眺め、萩の魚料理を楽しみたいなら「萩の宿 常茂恵」が候補です。松陰神社から車で約5分、東萩駅からは徒歩約8分。数寄屋造りの建物を日本庭園が囲む宿です。
客室は標準的な和室でも55〜63㎡ほどの広さがあります。約55㎡の和洋室にはベッドも備えています。縁側や窓辺で庭を眺めながらくつろげるため、参拝後は宿でゆっくり過ごしたい一泊に向いています。
夕食は部屋食が基本です。春の甘鯛、夏のオコゼ、秋冬のふくなど、萩近海の魚介を生かした季節の料理を楽しめます。宿が紹介する「うにしゃぶ」を食べたい場合は、対象のプランや追加料理を選びます。
温泉の大浴場は、檜の天井と黒御影石の浴槽を備えた落ち着いた造り。多彩な湯巡りを楽しむ萩本陣に対し、こちらは庭と部屋での食事を重視して選びたい宿です。
車で泊まるなら、翌日は朝食後にチェックアウトし、萩城下町へ。中央公園駐車場に車を置くと、白壁やなまこ壁の残る通りを歩けます。神社と塾舎を訪ねた初日に続き、翌日は城下町の景色を楽しむ一泊になります。
防府・湯田温泉と萩へのアクセス
| 行き先 | 列車・バスでの入口 | 神社・宿への移動 |
|---|---|---|
| 防府天満宮 | JR山陽本線の防府駅 | 天神口から徒歩約15分。参拝後に湯田温泉まで車で移動するのが、このモデルコースです |
| 湯田温泉の2宿 | 新山口駅からJR山口線で湯田温泉駅 | 松田屋ホテルは駅から徒歩約10分。山水園は駅からタクシーで約5分 |
| 松陰神社・萩の2宿 | 新山口駅北口から高速バス「スーパーはぎ号」で東萩駅へ | 松陰神社は駅からタクシー約5分。萩本陣は先に宿へ寄って荷物を預ける方法が便利。常茂恵は駅から徒歩約8分 |
防長交通によると、スーパーはぎ号は新山口駅から東萩駅まで約70分です。新山口駅の乗り場は北口の2番。萩市内だけの区間利用はできないため、到着後の神社や宿への移動にはタクシーなどを使います。
防府天満宮から湯田温泉の宿へは、車で約50分です。新幹線で新山口駅に到着してからレンタカーを借りる方法もあります。
情報確認日:2026年10月29日。
参考資料
- 防府天満宮:御由緒、境内案内、茶室、交通案内
- 山口県観光連盟:防府天満宮・春風楼、公式写真利用規約
- 松陰神社:御由緒、松下村塾、学びの道、交通案内
- 松田屋ホテル:公式案内、宿提供の楽天トラベル・じゃらんnet施設情報
- 名勝 山水園:庭園、客室、温泉、料理、交通案内
- 萩本陣:温泉、客室、料理、交通案内、FAQ、周辺観光
- 萩の宿 常茂恵:客室、料理、温泉、交通案内
- 防長交通:新山口〜萩線・スーパーはぎ号
- 萩市観光協会:駐車場案内